globish は今から25年ほど前、1990年代始めに
フランス人のJean-Paul Nerriere がアメリカ人の
David Hon と共同で作り上げた、
私たち日本人のような英語を母国語としない
非ネイティブのための『敷居を下げて取り組みやすい』
英語です。
Jean-Paul(ジャン-ポール)は元米国IBM本社で
国際マーケティング担当のVice President を
しているときに、globish の原型を考え付きました。
きっかけは、東京日本橋のIBM日本本社での会議です。
アメリカ、イギリス、西ヨーロッパ、アジア(日本と韓国)のメンバーが集まった会議で、彼は不思議な光景を目にしました。
アジア人同士の英語による会話は和気あいあいと活発、ヨーロッパの人が入っても問題なし。ところが、その場にアメリカ人とイギリス人が入って「ぺらぺら~」と始めたとたん、場の雰囲気が固くなりアジアのメンバーは黙ってしまったそうです。
実は、わたしにもまったく同じ経験があります。
わたしはペプシコ(ペプシコーラ社)やアップル・コンピュータ(現アップル)など、外国企業の日本支社で働いていました。
アメリカからCEOや経営幹部が来日し、日本の社員を集めてプレゼンテーション。
アメリカ本社では矢のような質問が飛んできて、さあ、日本では! と気合が入っていたのに、全然質問が出てこない・・・
1996年にスティーブ・ジョブズの後任となって来日したギル・アメリオ (Gilbert Amelio)の困惑したような表情が忘れられません。
(その後 Steve はアップルに復帰したのはご存じのとおりです。)
そこで、Jean-Paulは考えました。
「英語を母国語としない非ネイティブ(non-native)のための英語が必要だ!」
そして生まれたのが英語をコミュニケーションのための[道具]として使う、私たち日本人のような非ネイティブのための敷居を下げたグローバル英語の GLOBISH です。
コミュニケーションを成立させて、ビジネスを進め、観光を楽しむためには日本人は英語が口から出てくるように努力し、アメリカ・イギリス人のようなネイティブには非ネイティブに話が通じるように協力をお願いしなければなりません。
その共通ルールブックがGLOBISHです。
では、GLOBISHの実際の活動をご紹介します。
Jean-Paul と彼の盟友、アメリカ人の David Hon(デビッド ホン)は、1990年代に入りGLOBISHの普及活動を開始しました。スタートはJean-Paulの母国、フランスです。
今では西ヨーロッパを中心として、東ヨーロッパ諸国、南アメリカ(ブラジル)、ロシア、中東(サウジアラビア)などに拡がりを見せています。
現在の本部はフランスとアメリカにサンドイッチされたオーストラリアに置き、NGO*として普及活動に一所懸命です。
* non-governmental organization 非政府組織。 国際協力NGOセンター(JANIC)によると「開発協力など国際的な活動を行う団体」とうことです。
日本では、2011年3月にJean-Paul と David の著作[ globish The World Over 邦題 世界のグロービッシュ] の出版をきっかけに、普及活動を始めています。
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